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高評
「高評〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
高評の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「路上」より 著者:芥川竜之介
た郵便へ眼を通した。その一つは野村《のむら》の手紙で、もう一つは帯封に乞《こう》
高評《こうひょう》の判がある『城』の今月号だった。
俊助は野村の手紙を披《ひら....
「雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
きらきらと輝いているようだ。
「さあさあ、これへ――堅固《けんご》で、相変らずの
高評、お目出たいな」
と、富豪は迎えて、
「ときに、今夜、楽屋に、思いがけぬも....
「粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:条野採菊
し植字たるに、這も復時期に粟田口鋭き作意と笛竹の響き渡り、恰も船人の山に登るべき
高評なりしを、書房は透さずこの船人の脇艪を押す事を許されたりとて、自己をして水先....
「教育の目的」より 著者:福沢諭吉
つがために、意をつくすに足らず、よってこれを和解《わげ》演述して、もって諸先生の
高評を乞う。 教育の目的は、人生を発達して極度に導くにあり。そのこれを導くは....
「数学史の研究に就きて」より 著者:三上義夫
のである。私はこの諸君の中に伍して多少の新見解を述べたのみである。切にこの諸君の
高評を望む。 私はさきに上海の科学者鄭貞文君に会ったとき、支那の数学史家の中で....
「我が円朝研究」より 著者:正岡容
真景累ヶ淵」 安政六年圓朝二十一歳の作品。しかも素噺転向後の第一声としても絶対
高評だったとあれば、一番圓朝にとってもおもいで深き作品だったろうとおもう。事実、....