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高麗人
「高麗人〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
高麗人の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
ば蛸《たこ》に嘴《くちばし》が生えたような怪しい面つきで頭部の下は急に細くなって
高麗人参の根をもっと色を赤くし、そしてぐにゃぐにゃしたような肢体を持っている怪物....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
五人を捕斬しようやく鎮《しず》まったという(『東国|通鑑《つがん》』五一)、当時
高麗人日本を畏るるに乗じ、弥勒仏と詐称した偽救世主が出た。その事極めて米国を怖る....
「源氏物語」より 著者:紫式部
楽の才も豊かであった。言えば不自然に聞こえるほどの天才児であった。 その時分に
高麗人《こまうど》が来朝した中に、上手《じょうず》な人相見の者が混じっていた。帝....
「源氏物語」より 著者:紫式部
を恋人と見分けてよいのかと源氏の胸はとどろいた。「扇を取られてからき目を見る」(
高麗人《こまうど》に帯を取られてからき目を見る)戯談《じょうだん》らしくこう言っ....
「勉強記」より 著者:坂口安吾
がつくのであった。 丁度そのころチベット語の大家山口恵海先生の所説で、古来から
高麗人と称びならわしていた帰化人たちがチベット人ではないかという発表があった。現....
「仇討姉妹笠」より 著者:国枝史郎
それは荏原屋敷の伝説からであった。 伝説によるとこれらの亭は、荏原屋敷の祖先の
高麗人が、高麗から持って来たものであり、それをここへ据え付ける場合にも、特にその....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
、元正天皇霊亀二年五月の条に、「駿河、甲斐、相模、上総、下総、常陸、下野の七国の
高麗人一千七百九十九人を武蔵の国にうつし、高麗郡を置く」とある。これが今の高麗村....
「古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
を加えて来た。唐使とともに二千人の唐人が筑紫に着いた記事もある。大唐人、百済人、
高麗人、百四十七人に爵位を賜うた記事もある。古くからの帰化人。 あの薬師如来か....
「民芸とは何か」より 著者:柳宗悦
、一見すると高い天才の美意識から産出されたものと思うかもしれません。しかしそれは
高麗人の心情そのものの発露であって、決して個人的美意識から工風せられたものではな....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
も、御先祖といえば、源ノ義基公よりずんとお古い家といえよう。仁徳帝の御代のころ、
高麗人数千をひきいてこの地に土着された彼国の王族のお末裔であり、八幡殿の奥州の役....
「特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ」より 著者:喜田貞吉
。 次に皮細工人はもと屠者とは違います。これは純粋の雑戸で、熟皮の技術に慣れた
高麗人や、百済人などがこれになったのもありましょうし、鎧作・鞆張・鞍作等、その他....