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「高麗笛〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

高麗笛の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
源氏物語」より 著者:紫式部
いながら源氏の住んでいるほうへ来たのである。その音《ね》に促されたように左大臣は高麗笛《こまぶえ》を持って来て源氏へ贈った。その笛も源氏は得意であったからおもし....
源氏物語」より 著者:紫式部
はお言いになったのである。源氏は侍従へ唐本のりっぱなのを沈の木の箱に入れたものへ高麗笛を添えて贈った。 近ごろの源氏は書道といってもことに仮名の字を鑑賞するこ....
源氏物語」より 著者:紫式部
もこのかたがたであった。お贈り物には、すぐれた名器の和琴を一つ、それに大臣の好む高麗笛を添え、また紫檀の箱一つには唐本と日本の草書の書かれた本などを入れて、院は....
源氏物語」より 著者:紫式部
お贈り物の笛が出た。院は笑いながらお受け取りになるのであったが、それは非常によい高麗笛であった。少しお吹きになると、もう退出し始めていた人たちの中で大将が立ちど....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
ダイゴ帝の遺品には楽器が多いや。御岳丸笙、国軸丸笙という笙があったし、七文字笛、高麗笛という笛の精が中に住みついているようなのもあったね。楽記という書物もあった....