高麗錦[語句情報] »
高麗錦
「高麗錦〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
高麗錦の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
、これは百済鶏《くだらかけ》の略でもと百済より渡った故の名か。かかる類《たぐ》い
高麗錦《こまにしき》、新羅斧《しらぎおの》など『万葉集』中いと多し(『北辺随筆』....
「源氏物語」より 著者:紫式部
て優美である。右は沈の木の箱に浅香《せんこう》の下机《したづくえ》、帛紗は青地の
高麗錦《こうらいにしき》、机の脚《あし》の組み紐《ひも》の飾りがはなやかであった....
「源氏物語」より 著者:紫式部
簡単な裳をつけて卑下した姿も感じがよくて侮ずらわしくは少しも見えなかった。青地の
高麗錦の縁を取った敷き物の中央にもすわらずに琵琶を抱いて、きれいに持った撥の尖を....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
。「多麻河に曝す手作さらさらに何ぞこの児のここだ愛しき」(巻十四・三三七三)、「
高麗錦紐解き放けて寝るが上に何ど為ろとかもあやに愛しき」(同・三四六五)、「垣越....