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髪上げ
「髪上げ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
髪上げの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
気分を、はっきりと見て取ることができます。 「お嬢様、あなた様は、どうしてまあ、
髪上げなんぞにまで、こうもお上手でいらっしゃいます」 と、やっとこれだけの推称を....
「源氏物語」より 著者:紫式部
、故人の形見ということにして、唐衣《からぎぬ》と裳《も》の一揃《ひとそろ》えに、
髪上げの用具のはいった箱を添えて贈った。 若い女房たちの更衣の死を悲しむのはむ....
「源氏物語」より 著者:紫式部
ししかありませんからね」 そっと源氏は笑っていた。中宮から白い裳、唐衣、小袖、
髪上げの具などを美しくそろえて、そのほか、こうした場合の贈り物に必ず添うことにな....
「源氏物語」より 著者:紫式部
八時に行った。中宮のおいでになる御殿の西の離れに式の設けがされてあって、姫君のお
髪上げ役の(正装の場合には前髪を少しくくるのである)内侍などもこちらへ来たのであ....
「源氏物語」より 著者:紫式部
どを特に華麗に調製おさせになって贈られた。院が昔このお后の入内の時お贈りになった
髪上げの用具に新しく加工され、しかももとの形を失わせずに見せたものが添えてあった....