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「鬚根〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

鬚根の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
雪後」より 著者:梶井基次郎
れが植物という概念と結びついて、畸形《きけい》な、変に不気味な印象を強めていた。鬚根《ひげね》がぼろぼろした土をつけて下がっている、壊《く》えた赤土のなかから大....
惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
れることに違いない。然し私はお前に云う。躊躇するな。お前が外界に向けて拡げていた鬚根の凡てを抜き取って、先を揃えて私の中に※完全なものはないのだ。 かくてよう....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
いるが、じつは根ではなくて、其の根は鬚状をなして球の底部から発出しているいわゆる鬚根である。そしてこの球は極く短かい地下茎と地中の葉鞘からなっており、その大部は....