鬢水[語句情報] » 鬢水

「鬢水〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

鬢水の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
妖術」より 著者:泉鏡花
、丈長掛けて、銀の平打の後ざし、それ者も生粋と見える服装には似ない、お邸好みの、鬢水もたらたらと漆のように艶やかな高島田で、強くそれが目に着いたので、くすんだお....
悪獣篇」より 著者:泉鏡花
芥の臭でもすることか、海松布の香でもすることか、船へ搦んで散ったのは、自分と同一鬢水の…… ――浦子は寝ながら呼吸を引いた。―― ――今も蚊帳に染む梅花の薫....
知々夫紀行」より 著者:幸田露伴
と大なる岩の色|丹く見ゆるがあり。中凹みていささか水を湛う。土地の人これを重忠の鬢水と名づけて、旱つづきたる時こを汲み乾せば必ず雨ふるよしにいい伝う。また二つ岩....