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鬮
「鬮〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鬮の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
無尽の呪咀《まじない》に樒《しきみ》の葉を三枚盗むと当るので」
下女「そう云う
鬮引《くじびき》が当るのか、沢山花ア上げて下さえ」
新「ヘエ/\有難う、戒名は....
「政談月の鏡」より 著者:三遊亭円朝
だ、真に喜んで泣くよ偽乞食《にせこじき》でないから、お遣りお前は小花《こばな》の
鬮《くじ》が当ったから皆《みんな》お遣りよ何を愚図/\して居るのだ」 一人の男....
「闇夜の梅」より 著者:三遊亭円朝
たした切りかいくれ行方が解りませぬから、家内中《うちじゅう》の心配大方ならず、お
鬮《みくじ》を取るやら、卜筮《うらない》に占《み》てもらうやら、大変な騒ぎをして....
「菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
すから」 医「それも宜うがすが、ま能く大勢寄ると阿弥陀の光りという事を致します、
鬮引をして其の
鬮に当った者が何か買って来るので、夜中でも厭いなく菓子を買に行くと....
「怪談牡丹灯籠」より 著者:三遊亭円朝
のでしょう」 國「おとぼけでないよ、百両のお金が此の胴巻ぐるみ紛失したから、御神
鬮の占のと心配をしているのです、是が失くなっては何うも私が殿様に済まないからお金....
「敵討札所の霊験」より 著者:三遊亭円朝
ては養子の重二郎に済まない、飛んだことだと云って御新造は一層御心配遊ばして、お神
鬮を取ったり御祈祷をなすったりしましたが、それから二年半ばかり経ちまして、御新造....
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
》って居たら危気無しに背面から狼を胴斬《どうぎ》りにして終う分の事、という四本の
鬮《くじ》の何《ど》れが出ても差支無しという涼しい料簡で、それで木村父子と氏郷と....
「富岡先生」より 著者:国木田独歩
んで細川氏に嫁すべきを誓い、婚礼の日は老先生の言うがままに来十月二十日と定めた。
鬮は遂に残者に落ちた。 貴所からも無論老先生及細川に向て祝詞を送らるることと信....
「塩原多助一代記」より 著者:三遊亭円朝
いから帰って来たが、未だ宇之さんは帰らないか」 と云われたので、種々心配して神
鬮を取ったり売卜者に見て貰いなどしたが分らない、殊に借財方から責められて、迚も身....
「鷲」より 著者:岡本綺堂
れ入りますが……。実は先日、このお豊が川崎の大師さまへ御参詣をいたしまして、お神
鬮をいただきましたところが……凶と出まして……。お蝶も同じように凶と出ましたので....
「妖怪学」より 著者:井上円了
、易占、五行、干支、天源、淘宮、八門遁甲、九星、方位、人相、骨相、家相、墨色、御
鬮の類、枚挙するにいとまあらず。これみな、未来の吉凶禍福を予定する法なり。未来、....
「迷信解」より 著者:井上円了
信ぜぬこと。 (五)まじない、神水等の効の信頼すべからざること。 (六)卜筮、御
鬮、人相、家相、鬼門、方位、九星、墨色等を信ぜぬこと。 (七)縁起、日がら等にか....
「憑き物系統に関する民族的研究」より 著者:喜田貞吉
同一のものとなってしまっているのである。ただその中において何らかの事情から貧乏|
鬮を引き当てた、最も不運のもののみが、或いは鬼筋だの、護法胤だのと呼ばれて、他か....
「粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
だから、神信心を致したり伺を立てたり、種々な事を致しますと、何処で伺を立てゝも御
鬮判断をして貰っても死霊と生霊との祟りだと云われて見れば、神経だから家中が心配致....
「特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ」より 著者:喜田貞吉
れが一括して穢多と云われたが為に、最後まで解放から取り残されるという様な、貧乏|
鬮を引いているのであります。 皮作はもと賤民の仲間ではありません。彼らは雑戸と....