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「鬼ごっこ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

鬼ごっこの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
海底大陸」より 著者:海野十三
かり立って歩くんだ。手をうんとひろげるんだぞ」 広い、事務長の室の中をふたりが鬼ごっこをはじめた。 でも、その鬼ごっこは、ついに成功して、ゆかの上に転がりお....
綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
に三十分間であったが、別に一定の遊戯というものも無いから、男の子は縄飛び、相撲、鬼ごっこ、軍ごっこなどをする。女の子も鬼ごっこをするか、鞠をついたりする。男の子....
怪塔王」より 著者:海野十三
出して煙幕をはり、逃げること、その逃げること。 3 いま、どっちも、鬼ごっこをしています。 磁力砲も機関銃もうたず、もっぱらロケットは逃げることに....
○○獣」より 著者:海野十三
ン助に話をしたのだった。 「ははア、そういうことなら分ったよ。つまりそのグルグル鬼ごっこをする大怪球――どうも大怪球なんて云いにくい言葉だネ、|○○獣といおうじ....
フランダースの犬」より 著者:菊池寛
さと言ったらないのでした。アロアはよく、ネルロやパトラッシュと遊びました。野原で鬼ごっこをしたり、雪投げをしたり、野菊を摘んだり、くるみひろいに行ったり。ある時....
燕と王子」より 著者:有島武郎
青々とすずしくしげっていました。 燕はおもしろくってたまりません。まるでみなで鬼ごっこをするようにかけちがったりすりぬけたり葦の間を水に近く日がな三界遊びくら....
博物誌」より 著者:岸田国士
は噛み煙草をやるのである。 嘘だと思うなら、指で追いかけてみたまえ。彼を相手に鬼ごっこをやり、そして跳ねる隙を狙って、うまく苜蓿の葉の上でつかまえたら、その口....
子をつれて」より 著者:葛西善蔵
銚子……」 彼はやはり同じ調子で叫んだ。 やがて食い足った子供等は外へ出て、鬼ごっこをし始めた。長女は時々|扉のガラスに顔をつけて父の様子を視に来た。そして....
筆にも口にもつくす」より 著者:北大路魯山人
かったはずだ」 「うまくお逃げになりましたね、先生」 「逃げはせんよ、なにも君と鬼ごっこをしているわけじゃない……」 「じゃ、先生、説明をしてくださいますわね」....
角笛吹く子」より 著者:小川未明
多かったのです。そして、村の子供らが、雪の消えた乾いた往来で、こまをまわしたり、鬼ごっこをしたりして遊んでいました。 その子供らの声を聞きつけると、子供は、怖....
木に上った子供」より 著者:小川未明
あります。まだ暑い日がつづきました。子供らはみんな、涼しい寺の境内にやってきては鬼ごっこをしたり、かくれんぼをしたりして遊んでいました。 「この木は、天までとど....
飴チョコの天使」より 著者:小川未明
びに出ました。 まだ、寒い、早春の黄昏方でありました。往来の上では、子供らが、鬼ごっこをして遊んでいました。三|人の子供らは、いつしか飴チョコを箱から出して食....
曠野」より 著者:小川未明
た。小さな白い雲、ややそれよりも大きい雲、ほんとうに大きな白い雲、いくつかの雲が鬼ごっこでもしているように、追いつ、追われつしていました。 旅人は、このとき、....
手風琴」より 著者:小川未明
。じいさんは、いまから四十|年も、五十|年も前の少年の時分、戦争ごっこをしたり、鬼ごっこをしたりしたときの、自分の姿を思い出していました。 山へはいりかかった....
海のかなた」より 著者:小川未明
。 夏の日の晩方には、村の子供らがおおぜい、この城跡に集まってきて石を投げたり鬼ごっこをしたり、また繩をまわしたりして遊んでいました。子供らは、はじめのうちは....