鬼っ子[語句情報] »
鬼っ子
「鬼っ子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鬼っ子の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「甲賀三郎氏に答う」より 著者:夢野久作
分析し、劇薬化し、毒薬化し、更に進んで原子化し、電子化までして行くための芸術界の
鬼っ子であった。芸術の神を冒涜する事を専門とする反逆芸術であった。 昔の芸術は....
「千世子(二)」より 著者:宮本百合子
親類の者の考えで蔵前を受けて誰でもが予想して居た通りの結果で選抜されるほどの頭も
鬼っ子で持って居なかった。 或る学校の補欠の試験を受けるつもりで当人は居るけれ....
「大鵬のゆくえ」より 著者:国枝史郎
るが、総領の一人子であって見れば放抛っておくことも出来なかった。 親に似ぬ子は
鬼っ子だとある心理学者がいったそうであるが藪紋太郎は実のところ少しも親に似ていな....
「『地球盗難』の作者の言葉」より 著者:海野十三
学を土台として、科学小説はいまや呱々の声をあげようとしている。どんないい子だか、
鬼っ子だか、誰も知らないが……。 そういう時節に、僕がこの本を上梓することが出....
「小説 円朝」より 著者:正岡容
明かそう明かそうとかかってる奴だから仕方がねえが、オイ昔から親に似ねえ罰当りァ、
鬼っ子てんだぜ。人、面白くもねえ二度と圓生の弟子だなんてそこらへいっていいふらし....