鬼の霍乱[語句情報] » 鬼の霍乱

「鬼の霍乱〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

鬼の霍乱の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
行人」より 著者:夏目漱石
がっていました」と答えた。父は客の方を見ながら、「お重が心持が悪いなんて、まるで鬼の霍乱《かくらん》だな」と云って、今度は自分に、「先刻|綱《つな》(母の名)の....
パンドラの匣」より 著者:太宰治
があって、いかにも赤鬼のお面を聯想させるのだが、さすがに、そこは遠慮して避けて、鬼の霍乱というわけで、カクランだ。着想が上品である。 「カクラン。」 「なんだい....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
し分ないんだが、この胸だけが、だんだんと苦しくなる」 「病気でも起ったのかい――鬼の霍乱《かくらん》てやつで……」 「そうじゃない――病気なんていうやつは、本来....