鬼歯[語句情報] » 鬼歯

「鬼歯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

鬼歯の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
支倉事件」より 著者:甲賀三郎
ったか。 答 私としては布類の方は全然知らず、骨については貞子が平素笑った時に鬼歯が両方一個宛目立って見えました。見せられた歯に鬼歯が一本ずつ出て居ますから同....
刻々」より 著者:宮本百合子
分が緒のゆるいアンペラ草履をはいて入って行くなり、 「――どウしたね」 尖った鬼歯を現してにやにやしながら顔を見た。つづけて、 「いよいよ二三年だよ」 自分....
ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
がそっくり似せられましょう。 一人 わけはありません。片々の目を瞑って、鬼歯を一本お見せなされば好いのです。 そうなされば、横顔がすぐにそっくり わたく....
私本太平記」より 著者:吉川英治
い虫歯なので、ヘタにしたら根を残しまする。そこで毛抜きを用いましたところ、ズバと鬼歯の根も除かれ、なんともいえぬこころよさにござりまする」 「よかった。それでわ....