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「鬼頭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

鬼頭の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
わらず、秀吉に致されて直《じき》に和睦《わぼく》して終ったり、又父の本能寺の変を鬼頭内蔵介から聞かされても嘘だろう位に聞いた程のナマヌル魂で、彼の無学文盲の佐々....
木の子説法」より 著者:泉鏡花
いやが上に美しい。 ああ、窓に稲妻がさす。胸がとどろく。 たちまち、この時、鬼頭巾に武悪の面して、極めて毒悪にして、邪相なる大茸が、傘を半開きに翳し、みしと....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
ちらこちらの御利益《ごりやく》あらたかな方への御信心は、昔と相変りませねど、この鬼頭天王様《きとうてんのうさま》へは一向、皆様の御信心が向きませぬ、そのところを....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
んなさいましよ、御遠慮なく、お世辞でなく、正直な判断を聞かせて頂戴」 「ふーん、鬼頭天王のおばさんと、ほぼ同格かな、あれより少し若いかな」 「鬼頭天王のおばさん....
夢殿殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
た大銅鑼が吊されていた。そして、その音が開幕の合図となって、愈法水は、真夏の白昼鬼頭化影の手で織りなされた、異様な血曼荼羅を繰り拡げて行く事になった。 法水は....
二重人格者」より 著者:小酒井不木
。両親はあせった。 すると、最後に罹った医師は、T市に一大精神病院を開いている鬼頭博士を推薦し、同博士ならば、必ず適当な方法を講じて、八九郎を自殺の危険から救....
呪われの家」より 著者:小酒井不木
近の家の人にきいて見ても誰一人知るものはなく、その家の家主をたずねると、四日前に鬼頭清吾という人に貸したが女連れであるかどうかは知らぬというのであった。 「その....
三国志」より 著者:吉川英治
奇策が授けられた。 「汝は、五百の兵をもって、六丁六甲の鬼神軍に仕立て兵にはみな鬼頭を冠らせ、面を塗って妖しく彩らせよ。そしておのおの黒衣素足、手に牙剣をひっさ....