魚形水雷[語句情報] »
魚形水雷
「魚形水雷〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
魚形水雷の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「満韓ところどころ」より 著者:夏目漱石
》で、色は薄鼠《うすねずみ》であった。その他の手投弾《てなげだん》や、鉄条網や、
魚形水雷や、偽造の大砲は、ただ単なる言葉になって、今は頭の底に判然《はっきり》残....
「号外」より 著者:国木田独歩
て、同船の投錨せんとするや、杉野兵曹長は爆発薬を点火するため船艙におりし時、敵の
魚形水雷命中したるをもって、ついに戦死せるもののごとく、広瀬中佐は乗員をボートに....
「超人鬚野博士」より 著者:夢野久作
使って吾輩の身辺を探らせているらしいてや。事によると現在、海軍で作りよる一人乗、
魚形水雷ボートが吾輩の発明である事を探り出しとるかも知れんのう。ナアニ、饒舌って....
「田丸先生の追憶」より 著者:寺田寅彦
。ネーヴァル・アンニュアルなどを取り寄せていろいろな軍艦の型を覚えたり、水雷艇や
魚形水雷の構造を研究したりしていたのであるが、一方ではどうにも製図というものにさ....
「月世界探険記」より 著者:海野十三
うちに建造されていたこのロケット艇は、いまや地球から飛びだすばかりになっていた。
魚形水雷を、潜水艦ぐらいの大きさにひきのばしたようなこの銀色の巨船は、トタン屋根....
「無人島に生きる十六人」より 著者:須川邦彦
いでくる。この大魚の一群が、またあわてて、矢のように早くおよいですがたを消すと、
魚形水雷のような、巨大なふかの一群が、大いばりでやってくる。おもしろいかっこうの....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
一は、あたかも偉大なるヨーロッパの造兵|廠の精巧なる手によって設計された最新式の
魚形水雷のようなものであって、その統一が完成されたあかつきには、それが弱い人間の....