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魴
「魴〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
魴の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海神別荘」より 著者:泉鏡花
鯛大小八千枚。鰤、鮪、ともに二万|疋。鰹、真那鰹、各一万本。大比目魚五千枚。鱚、
魴※身魚、目張魚、藻魚、合せて七百|籠。若布のその幅六丈、長さ十五|尋のもの、百....
「小春の狐」より 著者:泉鏡花
が、黒い尾でぴちぴちと跳ねる。車蝦の小蝦は、飴色に重って萌葱の脚をぴんと跳ねる。
魴※の鰭は虹を刻み、飯鮹の紫は五つばかり、断れた雲のようにふらふらする……こち、....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
ごくの淡味《うすあじ》にして、黄身餡《きみあん》をかけてもらいましょう。焼物は、
魴※《ほうぼう》の南蛮漬。口がわりは、ひとつ、手軽に、栗のおぼろきんとんに青柳《....
「回想録」より 著者:高村光太郎
あいう風なやり方を始めて、木彫に本来の自覚を持とうとしたのである。その頃鯰の他に
魴※」は武者小路さんたちが中心でやった「大調和展」に出した。それらの木彫を初めや....
「卵塔場の天女」より 著者:泉鏡花
呂敷に捲いて、茣蓙の上へ、首に掛けて、てくりてくりと行く。 甘鯛、いとより鯛、
魴※の濡れて艶々したのに、青い魚が入交って、鱚も飴色が黄に目立つ。 大釜に湯気....
「炭焼長者譚」より 著者:喜田貞吉
そして特に炭焼はその仙人と或る縁を持って伝えられていたのである。和名抄に、 炭蒋
魴切韻云、炭、樹木以之。仙人厳青造也。 とあるのは、炭焼の元祖を以て仙人と見なし....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
ントース 秋付録 パン料理五十種の「第十 ベーキントース」 ホの部
魴※《ほうぼう》の吸物《すいもの》 夏 第九十 お吸物 鳳....
「三国志」より 著者:吉川英治
と、呉に面している揚州の司馬大都督|曹休から上表があって、 (呉の※陽の太守|周
魴は、かねてから魏の臣に列したい望みをもらしていたが、今、密使をもって、七ヵ条の....