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鮎川
「鮎川〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鮎川の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
ぐのも無理はありません。そこで、切られた人たちの話を聞きますと、二度目に切られた
鮎川丈次郎というのは、夜なかに起きて便所へ行くと、その帰り道の暗い廊下で何か不意....
「恐しき通夜」より 著者:海野十三
出て来た熊内中尉に、あの恐ろしい無理心中を使嗾した悪漢だった。そのために、当時、
鮎川紅子と名乗っていた彼女は、愛の殿堂にまつりあげておいた婚約者の竹花中尉を、永....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
成彬、松坂広政、中島知久平、岡部長景、桜井兵五郎、太田耕造、塩野季彦、下村宏 ◯
鮎川義介、郷古潔、大倉邦彦、津田信吾、石原広一郎 ◯畑俊六、秦彦三郎、佐藤賢了、....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
中の食料がつきた場合には、対岸の牡鹿半島にむかって合図の鐘を撞くと、半島の南端、
鮎川村の忠実なる漁民は、いかなる暴風雨の日でも約二十八丁の山雉の渡しを乗っ切って....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
だ(工学部卒業生の就職率の高さとか、又軍需工業に於ける技術家の資本家化――例えば
鮎川義介・中島知久平・野口遵・などの諸氏とかがこの際参考になる)。インテリのこの....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
の漁村つづき。
仙台湾。
名にし負う塩釜《しおがま》神社に近く、右手の沖は、
鮎川のながれを受ける金華山《きんかざん》。
怒濤《どとう》……。
江戸を出て....
「私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
ういう風に西洋の真似や、他の模倣ばかりせずに、独創的なものを作る興味が出てくる。
鮎川義介とか森矗昶とかいった人達が新興の事業家として財界に大きな迫力を持っている....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
気仙沼、女川、渡波などという漁港がある。ほかに、金華山にちかく、牡鹿半島の尖端に
鮎川という鯨専門の漁港がある。 石巻は北上川の河口が港だから、せいぜい五百トン....
「海豚と河豚」より 著者:佐藤垢石
それはとにかくとして、僕の会社のキャッチャーボートが四、五艘、いま牡鹿半島の
鮎川港を根拠地としていて、毎日金華山沖で盛んに捕鯨をやっている。僕は、近いうちに....
「握り寿司の名人」より 著者:北大路魯山人
らしいのが来ている。 近年は寿司屋も進歩して、久兵衛のごとき、人のうわさでは、
鮎川義介翁が後援して近代感覚の素晴らしい店構えを作っている。それがために、従来に....
「八寒道中」より 著者:吉川英治
笛の稽古はそッちのけで、待っていたように、平六がこう告げた。 「郡内の長脇差で、
鮎川の仁介というものがある。この甲州では有名な博奕うちでな、その、身内どもが、先....
「野槌の百」より 著者:吉川英治
も。 また、この子にしても、果たして、自分の子か、賛之丞の子か、それも疑問だ。
鮎川の仁介の郡内部屋へ泊ったのが、ちょうど、去年の寒い頃で、お稲は、その時、奪っ....
「日本の伝説」より 著者:柳田国男
登米郡宝江村新井田…………………………………………………………代掻地蔵 牡鹿郡
鮎川村…………………………………………………………………金華山の土 福島県 福島....