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「鮮烈〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

鮮烈の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
と云うのに、片眼で見る虹は一つしかないからだ。それに、明暗の度が強いために色彩が鮮烈で側にある同色のものとの判別が、全然つかなくなってしまうのだよ。ああ、あの|....
新感覚論」より 著者:横光利一
ことではあるが、しかし、少くとも清少納言の感覚は、あれは感覚ではなく官能が静冷で鮮烈であったのだ。静冷であるが故に鮮烈な官能は一見感覚と間違われることが屡々ある....
私本太平記」より 著者:吉川英治
かな。 ――こなたの足利又太郎は、舟べりに凭せていた身を起して、思わずその者の鮮烈な存在へ、好奇な眼を凝らしてしまった。 「……うまい」 と、一碗の酒を、見....
私本太平記」より 著者:吉川英治
ている活火山だったが、大地震のせつな、広範囲な灰を降らせて、数日の間、夜は頂上の鮮烈な火光が、東海の潮も赤くするほどだった。 × ×....