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鯒
「鯒〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鯒の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
吐かせる間もなしに直ぐに吸物にして味わうのもあった。ある者は貝のほかに小さい鰈や
鯒をつかんだのを誇りにして、煮たり焼いたりして賞翫するのもあった。砂のうえに毛氈....
「海神別荘」より 著者:泉鏡花
疋。鰹、真那鰹|各一万本。 侍女二 (僧都の前にあり)大比目魚五千枚。鱚、魴※、
鯒、あいなめ、目ばる、藻魚の類合せて七百籠。 侍女三 (公子の背後にあり)若布の....
「木の子説法」より 著者:泉鏡花
「――鱧あみだ仏、はも仏と唱うれば、鮒らく世界に生れ、
鯒へ
鯒へと請ぜられ……仏と雑魚して居べし。されば……干鯛貝らいし、真経には、蛸と....
「旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
い気でも年は年だけに、小盤台を二つ位しか重ねていないが、ちいさな鰈《かれい》や、
鯒《こち》がピチピチ跳ねていたり、生きた蟹《かに》や芝|海老《えび》や、手長《て....
「怪異暗闇祭」より 著者:江見水蔭
好いな」 「ところがお侍様、お祭中はいきの好い魚が仕入れてございます。鰈の煮付、
鯒ならば洗いにでも出来まする。そのほか海鰻の蒲焼に黒鯛の塩焼、鰕の鬼殻焼」 「ま....