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鯛焼
「鯛焼〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鯛焼の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「新版 放浪記」より 著者:林芙美子
物を買って行ってくれた。今日は早くしまって芝へ仕入れに行って来ようと思う。帰りに
鯛焼《たいやき》を十銭買った。
「安さんがお前、電車にしかれて、あぶないちゅう....
「露肆」より 著者:泉鏡花
、お馴染のぶっ切飴、今川焼、江戸前取り立ての魚焼、と名告を上げると、目の下八寸の
鯛焼と銘を打つ。真似はせずとも可い事を、鱗焼は気味が悪い。 引続いては兵隊饅頭....
「アド・バルーン」より 著者:織田作之助
る。と見れば、豆板屋、金米糖、ぶっ切り飴もガラスの蓋の下にはいっており、その隣は
鯛焼屋、尻尾まで餡がはいっている焼きたてで、新聞紙に包んでも持てぬくらい熱い。そ....
「放浪記(初出)」より 著者:林芙美子
五ツも買って行ってくれた。今日は早くしまって芝へ仕入れに行って来よう。 帰えり
鯛焼きを拾銭買う。 「安さんがお前、電車にしかれて、あぶないちゅうが……。」 ....
「松井須磨子」より 著者:長谷川時雨
ったおりなど、みんながそれぞれのお弁当をとるのに、袂《たもと》のなかから煙の出る
鯛焼《たいやき》を出してさっさと食べてしまうと、勝手にさきへ一人で稽古《けいこ》....
「俗臭」より 著者:織田作之助
直接の原因だった。もう一つには、同業の者を観察して、つく/″\嫌気がさしていた。
鯛焼饅頭屋は二十年、
鯛焼を焼いている。一銭天婦羅屋は十五年、牛蒡、蓮根、コンニャ....