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鯤
「鯤〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鯤の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
、少女が蛇退治の顛末を伝えた歌謡だけが今も残っている。 鹿の足 陳郡の謝
鯤は病いによって官を罷めて、予章に引き籠っていたが、あるとき旅行して空き家に一泊....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
里というのでございましょう。考えても怖ろしいことでございます」 荘子のいわゆる
鯤鵬の説も、必ずしも寓言ではないと、使いはさとった。 ※鬼の訴訟 秦棣が....
「開扉一妖帖」より 著者:泉鏡花
瓶に貯える、生葱を刻んで捏ね、七色唐辛子を掻交ぜ、掻交ぜ、片襷で練上げた、東海の
鯤鯨をも吸寄すべき、恐るべき、どろどろの膏薬の、おはぐろ溝へ、黄袋の唾をしたよう....
「白塔の歌」より 著者:豊島与志雄
置かれましたが、池の中間の小亭にさしかかりました時、その小亭の両の柱に、「北冥之
鯤。」「南冥之鵬。」という句が懸っているのを指して、彼はいいました。 「昔の人は....
「かくれんぼ」より 著者:斎藤緑雨
からころりころり日の下開山の栄号をかたじけのうせんこと死者の首を斬るよりも易しと
鯤、鵬となる大願発起痴話|熱燗に骨も肉も爛れたる俊雄は相手待つ間歌川の二階からふ....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
船南亜尽頭湾。 (豪州を去って十日を経たがまだ山も見えず、身はおおとりの飛ぶ空と
鯤という大魚がおよぐ海の間にある。新しく月はその一片をかかげ、そのために帆柱も影....