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「鰐魚〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

鰐魚の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
ため悪人を罰した例も多い、『淵鑑類函』に扶南王|范尋《はんじん》常に虎五、六頭|鰐魚《わに》六頭を畜《か》い、訟あって曲直知れぬ者を投げ与える、さて啖われた者は....
虞美人草」より 著者:夏目漱石
ッド》の空を燬《や》く所、獅身女《スフィンクス》の砂を抱く所、長河《ちょうが》の鰐魚《がくぎょ》を蔵する所、二千年の昔|妖姫《ようき》クレオパトラの安図尼《アン....
少年探偵長」より 著者:海野十三
の前に開かれん 扇型の分 うけつがん かいをやめ両 ヘクザ館の塔にのぼ 二匹の鰐魚を取除きそ たるそれぞれの穴に金 を右の穴に左破片を に押入れ、それより ふ....
蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
る訳でも無く、バチルスやヒドラのみの宇宙でも無い。獅子《しし》や虎のようなもの、鰐魚《わに》や鯱鉾《しゃちほこ》のようなものもあり、人間にも凡物で無い非凡な者、....
沙漠の古都」より 著者:国枝史郎
羅巴などの虚飾に充ちた社会生活へは帰って行くまいと決心した。 彼は鳥獣を愛しみ鰐魚をさえも手なずけた。彼には鳥獣の啼き声やあるいはその眼の働きやもしくは肢体の....
妖怪漫談」より 著者:岡本綺堂
んといい、竜巻きなどともいうが、竜に関する怪異を説いた人は少い。畢竟は竜に類する鰐魚や、巨大な海蛇などが棲息しないためであろうと思われる。 支那には魚妖の話が....