鳥刺[語句情報] »
鳥刺
「鳥刺〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鳥刺の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
ると甚太郎は、スルスルとご前を辷り出たのである。 その日夕景、高坂邸から一人の
鳥刺が旅立った。 変装した高坂甚太郎である。 それは可愛い
鳥刺であった。頭に....
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
かっていたとてさらに不思議はない。随ってまた小鳥がいる以上は、それらの小鳥を狙う
鳥刺しがひとりや二人|徘徊していたとても、何の不思議はない筈なのに、ふらりふらり....
「病院の夜明けの物音」より 著者:寺田寅彦
光がみなぎりわたっている。そうかと思うと、村はずれのうすら寒い竹やぶの曲がり角を
鳥刺し竿をもった子供が二三人そろそろ歩いて行く。こんな幻像を夢うつつの界に繰り返....
「落語・教祖列伝」より 著者:坂口安吾
碌流という皿まわし、それから、海道筋を興行中に、彦根の山中にて里人から習い覚えた
鳥刺しの一手、その後に美濃、熊野、阿蘇、伊賀、遠江、甲斐、信濃、阿波等の山中に於....