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鳥見
「鳥見〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鳥見の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「三右衛門の罪」より 著者:芥川竜之介
わ》村の青田《あおた》へ丹頂《たんちょう》の鶴|群《む》れ下《くだ》れるよし、御
鳥見役《おとりみやく》より御鷹部屋《おたかべや》へ御《ご》注進になり、若年寄《わ....
「明暗」より 著者:夏目漱石
はこの変な感じとお延との間にどんな連絡があるか知らなかった。彼は籠《かご》の中の
鳥見たように彼女を取扱うのが気の毒になった。いつまでも彼女を自分の傍《そば》に引....
「古事記物語」より 著者:鈴木三重吉
り切って、河内国の、青雲の白肩津という浜へ着きました。 するとそこには、大和の
鳥見というところの長髄彦という者が、兵をひきつれて待ちかまえておりました。命は、....
「織田信長」より 著者:坂口安吾
な方法でやるか、逐一きいた。 そこで天沢は答えた。信長の鷹狩には、先ず二十人の
鳥見の衆というのがおって、この者共が二里三里先へ出て、あそこの村に鷹がいた、こゝ....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
、だいたい、おのおの十五カ所の代《しろ》(季節によって鶴が集まる場所)があって、
鳥見役という専任の役人が代地を管理し、六人の網差《あみさし》と下飼人《したがいに....
「大岡越前」より 著者:吉川英治
あった。 法令は、年ごとに、微に入り細に入って、小やかましい箇条を加え、鷹匠、
鳥見組の同心は、ことごとく御犬奉行や犬目付へ転職になり、市中には、犬医者のかんば....