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「鳳凰山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

鳳凰山の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
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高山の雪」より 著者:小島烏水
容をしている。硬い岩石は、例えば、甲州アルプスで金峰山(二五五一米突)の五丈石、鳳凰山(二七七九米突)の地蔵仏は、結晶岩なる花崗石で、飛騨山脈の槍ヶ岳(三一八〇....
雪の白峰」より 著者:小島烏水
岩が、そういう形に見えるのである。殊に越後には最も多い、妙高山の「農牛」は、甲斐鳳凰山(実は地蔵岳の方にあるので、牛は首を北に向け、尾の方を少し高くしている、甲....
単独行」より 著者:加藤文太郎
に一万を抜く山だ。県設小屋の上の方に相当雪があった。東から北へ白峰山脈、富士山、鳳凰山、アサヨ峰、駒ヶ岳、八ヶ岳、北から西へ北アルプス、中央アルプス、南に赤石群....
白峰山脈縦断記」より 著者:小島烏水
何でも北へ向けばいいのだ、北へ、北へと歩む。 ふと東北に地蔵鳳凰二山が見えた、鳳凰山の赭っちゃけた膚に、蒼黯な偃松が、平ッたくなって、くッついている、うしろに....
戦話」より 著者:岩野泡鳴
「それで、僕等の後備歩兵第○聨隊が、高須大佐に導かれて金州半島に上陸すると、直ぐ鳳凰山を目がけて急行した。その第五中隊第一小隊に、僕は伍長として、大石軍曹と共に....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
ります。聖徳太子の愛馬が出たというところから黒駒《くろこま》の名がある。その他、鳳凰山《ほうおうざん》、駒ヶ岳あたりも馬の産地から起った名であります。御勅使川《....
三国志」より 著者:吉川英治
のであるから、劉※の狼狽も無理ではない。 「この上は、秣陵(江蘇省・南京の南方|鳳凰山)まで引上げ、総軍一手となって防ぐしかあるまい」と、全軍一夜に野を払って、....
黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
は、自然が私に加える圧迫の中で、唯一の不平である。 立山には金峰山上の五丈石や鳳凰山頂の大日岩の如く、孤高峭立した人目を駭かすような岩の尖りは殆んど見られない....