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鳴き
「鳴き〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鳴きの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「戯作三昧」より 著者:芥川竜之介
お路も黙って針を運びつづけた。蟋蟀《こおろぎ》はここでも、書斎でも、変りなく秋を
鳴きつくしている。
(大正六年十一月)....
「神神の微笑」より 著者:芥川竜之介
ティノに、勇気と忍耐とを御授け下さい。――」
その時ふとオルガンティノは、鶏の
鳴き声を聞いたように思った。が、それには注意もせず、さらにこう祈祷の言葉を続けた....
「白」より 著者:芥川竜之介
ました。
その途端《とたん》に罠が飛んだのでしょう。続けさまにけたたましい黒の
鳴き声が聞えました。しかし白は引き返すどころか、足を止めるけしきもありません。ぬ....
「或る女」より 著者:有島武郎
春の夜はただ、事もなくしめやかにふけて行った。遠くから聞こえて来る蛙《かわず》の
鳴き声のほかには、日勝《にっしょう》様の森あたりでなくらしい梟《ふくろう》の声が....
「火事とポチ」より 著者:有島武郎
ポチの
鳴き声でぼくは目がさめた。
ねむたくてたまらなかったから、うるさいなとその
鳴き....
「惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
だ。唯いつまでも分離して見えるのは、その外面的な形態の関係だけである。小鳥のしば
鳴きに、私は小鳥と共に或は喜び或は悲しむ。その時喜びなり悲しみなりは小鳥のもので....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
また胴の方へ動いてゆき、結局両方が一緒にくっついて、しかしてこの鵝鳥がガアガアと
鳴き立てた。もちろん、たいていの伝説で御定まりのように、こういうことは三遍行われ....
「世界怪談名作集」より 著者:アンドレーエフレオニード・ニコラーエヴィチ
、六絃琴や、竪琴で音楽が始まると、マリーとマルタの家はまるで蜂や、蟋蟀や、小鳥の
鳴き声で掩われてしまったように賑やかになった。 二 客の一人がふとした粗相で....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
の神様の御同勢とありましては大へんでございます。恐らく森の蝉時雨だって、ぴったり
鳴き止んだことでございましょう。ただその際何より好都合であったのは、姫の父君が珍....
「真夏の夢」より 著者:有島武郎
くような声が聞こえたと思うと、放れ馬が行く手に走り出て道のまん中にたちふさがって
鳴きました。その
鳴き声に応ずる声がまた森の四方にひびきわたって、大地はゆるぎ、枝....
「幸福のうわおいぐつ」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
いって来て、書記のひばりのせなかとつばさをひどくしめつけたので、おもわずぴいぴい
鳴きました。そして、びっくりした大きな声で「このわんぱく小僧め、おれは警察のお役....
「醜い家鴨の子」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
た。 とうとう、そのうち大きい卵が割れてきました。そして、 「ピーピー。」 と
鳴きながら、雛鳥が匐い出してきました。それはばかに大きくて、ぶきりょうでした。母....
「スリーピー・ホローの伝説」より 著者:アーヴィングワシントン
たる艦隊をなして、近くの池で遊弋し、家鴨の船隊をまもっていた。七面鳥の連隊は庭で
鳴きあるき、ほろほろ鳥は、その
鳴き声にぷりぷりして、不機嫌な女房連のように気むず....
「活人形」より 著者:泉鏡花
あり。倒れかけたる祠には狐や宿を藉りぬらん、耳許近き木の枝にのりすれのりすれ梟の
鳴き連るる声いと凄まじ、木の葉を渡る風はあれど、塵を清むる箒無ければ、蜘蛛の巣ば....
「茸をたずねる」より 著者:飯田蛇笏
分の居ることを発見し、驚愕|譬えようがないといった風に慌てて枝を離れて、一声高く
鳴き声を山中の気に顫わして矢の如く飛び去ってしまう。彼は鳥類の中でかなり臆病なた....