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「鳴弦〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

鳴弦の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
西湖の屍人」より 著者:海野十三
いつ呉王を覘って敵国の軍勢が、攻めよせてくまいものでもなかった筈だ。そのときに、鳴弦楼と呼ばれるこの高塔は、望遠鏡の力を借りて四十里|彼方に蟻の動くのも手にとる....
死者の書」より 著者:折口信夫
老女の心をとり戻した。凛として、反り返る様な力が、湧き上った。 誰ぞ、弓を――。鳴弦じゃ。 人を待つ間もなかった。彼女自身、壁代に寄せかけて置いた白木の檀弓をと....