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「鳶尾〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

鳶尾の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
。 「男の頭髪と女の頭髪、色を変えるに致しましても、いささか薬剤が違います。……鳶尾根末、亜鉛華、麝香草、羊脂、魚膠、雷丸油、疱瘡で死んだ嬰児の脳漿、それを練り....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
に柿の木が見えましょう、あれと尖《とんが》った山の間あたりになりますな、あの山は鳶尾山《とびおざん》というんで、あれに抱かれてこうなったところに荻野山中、大久保....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
いるとのことであった。 屋根の棟の一八 一八とはイチハツの当字で、イチハツとは鳶尾《エンビ》で、鳶尾とは紫羅襴《シララン》で、紫羅襴とは紫蝴蝶《シコチョウ》で....
小説 円朝」より 著者:正岡容
いくとこの文楽師匠は赤でなし、青でなし、巧緻に両者を混ぜ合わせた菖蒲《あやめ》、鳶尾《いちはつ》草、杜若《かきつばた》――クッキリと艶《あで》に美しい紫といえよ....