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鴣
「鴣〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鴣の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「悟浄出世」より 著者:中島敦
るその歌に耳を傾ければ、 江国春風吹不起《こうこくのしゅんぷうふきたたず》 鷓
鴣啼在深花裏《しゃこないてしんかのうちにあり》 三級浪高魚化竜《さんきゅうなみた....
「ガリバー旅行記」より 著者:スウィフトジョナサン
打ちとめましたが、あとはみんな逃げ去ったので、私はすぐ窓を閉めました。この蜂は鷓
鴣ぐらいの大きさでした。針を抜き取って見ると、一インチ半もあって、縫針のように鋭....
「宝島」より 著者:佐々木直次郎
いる人々の方は、あらゆる点で包囲者に対して有利であった。静かに隠れていて、敵を鷓
鴣のように射撃することが出来るのだ。ただ食糧があってよく見張りをしていさえすれば....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
およそ馭者たちほどぜいたくな食事をする者はいない。肥った山鼠《モルモット》は白鷓
鴣《しろやっこ》や松鶏《らいちょう》と並んで、長い鉄ぐしにささって火の前に回って....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
うちには逃げてしまう！」
そして彼はまっすぐに大急ぎで進んでいった。あたかも鷓
鴣《しゃこ》の群れをかぎつけた狐《きつね》のように敏捷《びんしょう》に、ほとんど....
「故郷」より 著者:井上紅梅
る縄を引くと、小鳥は箕の下へ入ってしまいます。何でも皆ありますよ。稲鶏、角鶏、※
鴣、藍背……」 そこでわたしは雪の降るのを待ちかねた。閏土はまた左のような話を....
「博物誌」より 著者:岸田国士
手が加わってふえて行く――あたかも、一日じゅう追い回され、散り散りになっていた鷓
鴣の群れが、夕方、もう危険も去って、鳴きながら畦の窪みに互いに呼び交しているよう....
「初雪」より 著者:秋田滋
た。 良人は彼女に猟のはなしをして聞かせた。それが良人の十八番だった。自分が鷓
鴣に出あった場所を教えたり、ジョゼフ・ルダンテューの猟場に兎が一匹もいなかったこ....
「犂氏の友情」より 著者:久生十蘭
頭を突き出し、白い苜蓿《うまごやし》が点々と野面《のづら》を彩っています。……鷓
鴣《しゃこ》が飛び出す、鷹がゆるゆると輪を描く。……夕方になると、湖から飛び上っ....
「妻」より 著者:神西清
間合間に私たちは果実酒を飲んでいた）、鳩の肉汁が、臓物が、焙った仔豚が出、鴨、鷓
鴣、花甘藍、クリーム入りのまんじゅう、ミルクをかけた凝乳、ジェリー、そして最後に....