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鴻巣
「鴻巣〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鴻巣の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「田舎教師」より 著者:田山花袋
集されたものが三百余名、そのころはまだ東武線ができぬころなので、信越線の吹上駅、
鴻巣駅、桶川駅、奥羽線の栗橋駅、蓮田駅、久喜駅などがその集まるおもなる停車場であ....
「後光殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
楽寺の住職――と云うよりも、絵筆を捨てた堅山画伯と呼ぶ方が著名であろうが――その
鴻巣胎龍氏が奇怪な変死を遂げたと云う旨を、支倉検事が電話で伝えたからである。然し....
「塩原多助一代記」より 著者:三遊亭円朝
助などの人の悪い奴にからかわれ、心細くも漸々のことで中仙道の大宮宿泊り、翌四日は
鴻巣の田本が中食です。例の旅費が乏しいから勿論駕籠なんぞを雇うことは出来ず、馬を....
「知々夫紀行」より 著者:幸田露伴
に着きて少時待つほどに二時となりて汽車は走り出でぬ。熱し熱しと人もいい我も喞つ。
鴻巣上尾あたりは、暑気に倦めるあまりの夢心地に過ぎて、熊谷という駅夫の声に驚き下....
「手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
いは紙で作り、大きいのになりますと長さが五、六間にも及びます。 それから岩槻と
鴻巣とは共に雛人形の産地で有名であります。後者は土俗的な人形でも久しく名を得まし....