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鴻臚
「鴻臚〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鴻臚の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
国公使参内のうわさは早くも京都市民の間に伝わった。往昔、朝廷では玄蕃の官を置き、
鴻臚館を建てて、遠い人を迎えたためしもある。今度の使節の上京はそれとは全く別の場....
「源氏物語」より 著者:紫式部
のようになっている右大弁《うだいべん》の子のように思わせて、皇子を外人の旅宿する
鴻臚館《こうろかん》へおやりになった。 相人は不審そうに頭《こうべ》をたびたび....
「日本上古の硬外交」より 著者:国枝史郎
国書が矢張りふたたび煬帝に遣わされたがその文章は「東天皇敬んで西皇帝に白す。使人
鴻臚寺の掌客裴世清至りて、久しき憶方に解けぬ。季秋薄冷、尊何如。想うに清愈ならん....
「俳人蕪村」より 著者:正岡子規
去る霞《かすみ》かな 滝口に燈《ひ》を呼ぶ声や春の雨 白梅や墨|芳《かん》ばしき
鴻臚館《こうろくゎん》 宗鑑《そうかん》に葛水《くずみづ》たまふ大臣《おとど》か....
「国号の由来」より 著者:喜田貞吉
を以て我が国号となすべき程のものではなかった。 隋の煬帝我が国書を見て悦ばず、
鴻臚卿に命じて曰く、「蛮夷の書礼なきものあらば、復以て聞する勿れ」とある。「復以....
「三国志」より 著者:吉川英治
は阿瞞、また吉利ともいう者です。すなわち漢の相国曹参より二十四代の後胤にして、大
鴻臚曹崇が嫡男なり。洛陽にあっては、官騎都尉に封ぜられ、今、朝命によって、五千余....