鵜の目鷹の目[語句情報] »
鵜の目鷹の目
「鵜の目鷹の目〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鵜の目鷹の目の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
してみると、お近も長崎へ行っていて、佐藤と一緒に引き揚げて来たのだろう。おれ達が
鵜の目鷹の目で騒いでも知れねえ筈よ、相手は遠い長崎の果てに飛んでいたのだ」 云....
「旅愁」より 著者:横光利一
るほど野蛮である。公娼が都市発展の先頭に立って活躍する。知識ある者が他人の欠点を
鵜の目鷹の目で探し廻る。文化といえばヨーロッパとアメリカの混合である。悪点を数え....
「だいこん」より 著者:久生十蘭
蛙食い〉が世界的な流行になり、鸛まがいの食通がいい食料庫《パントリー》はないかと
鵜の目鷹の目でさがしまわっている。 一方、スノッブな蛙の社会では、食われること....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
はどう見たって上総の石船。どうしたって見すごしてしまうんです。こんなぐあいにして
鵜の目鷹の目の中をゆうゆうと北新堀《きたしんぼり》までくだって来た。……ところで....
「監獄部屋」より 著者:羽志主水
撲ったり、蹴倒したりするから、ダンマリで又労役に精を疲らす、然し鳥渡《ちょっと》
鵜の目鷹の目の小頭、世話役の目の緩むのを見て同様の会話が伝わる、外の組へも、又其....
「京都の朝市」より 著者:柳宗悦
かしなことに、この日何千という人々が朝早くからつめかけ、とくに小道具屋の連中は、
鵜の目鷹の目で、品物を漁っているのである。それなのに、こんな大きな鉢、こんなにも....