鵲の橋[語句情報] » 鵲の橋

「鵲の橋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

鵲の橋の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
星あかり」より 著者:泉鏡花
の道は、弓形に一条、ほのぼのと白く、比企ヶ|谷の山から由井ヶ|浜の磯際まで、斜に鵲の橋を渡したよう也。 ハヤ浪の音が聞えて来た。 浜の方へ五六間進むと、土橋....
伊勢之巻」より 著者:泉鏡花
よりと三条並んだ上を、晩方通ったが、水が油のようだから、汽車の音もしないまでに、鵲の橋を辷って銀河を渡ったと思った、それからというものは、夜に入ってこの伊勢路へ....
星女郎」より 著者:泉鏡花
れ、御覧なさいまし。) と燈を背に、縁の端へ仰向いた顔で恍惚する。 (栗の林へ鵲の橋が懸りました。お月様はあれを渡って出なさいます。いまに峰を離れますとね、谷....
河伯令嬢」より 著者:泉鏡花
の白いのが築洲のようになって、向う岸へ架ったのです。白砂だから濡れても白い。……鵲の橋とも、白瑪瑙の欄干とも、風の凄じく、真水と潮の戦う中に、夢見たような、――....