» 

「鵺〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

鵺の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
。 わたしが脚本というものに筆を染めた処女作は「紫宸殿」という一幕物で、頼政の退治を主題にした史劇であった。後に訂正して、明治二十九年九月の歌舞伎新報に掲載....
神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
面があるね、狐の面が」 「小鍛冶に使う野干の面」 「こいつは鷹だ。鷹の面だ」 「を舞う時に着けるんですの」 「ワーイ天狗の面があらあ」 「ええ、大※見とがね」....
子猫」より 著者:寺田寅彦
まに似ていたからだれかがそう名づけたのである。そうして背中の斑が虎のようだから「」だというものもあった。このだけが雌で、他の三匹はいずれも男性であった。 ....
八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
俺ら、山男というからにゃ、頭の髪が足まで垂れ、身長の高さが八尺もあって、鳴く声|に似たりという、そういう奴だと思ってたんだが、篦棒な話さ、ただの人間だあ」 「....
獏鸚」より 著者:海野十三
村君」と私は自信もないのに呼びかけた。「ほら昔のことだが、源三位頼政が退治をしたという動物が居たね」 「ああ、君も今それを考えているのか」帆村は憐むような眼眸....
南地心中」より 著者:泉鏡花
郎と一所にお馴染の城か、と思って見ていると、城のその屋根の上へ、山も見えぬのに、が乗って来そうな雲が、真黒な壁で上から圧附けるばかり、鉛を熔かして、むらむらと....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
額のなかには、一《ひと》つ家《や》の鬼婆あや、天子様の御病気に取憑《とりつ》いた《ぬえ》という怪鳥《けちょう》まであがっているじゃありませんか、それだのに、切....
」より 著者:楠山正雄
ごたえがあったらしく、急に雲が乱れはじめて、中から、 「きゃッ、きゃッ。」 とのような鳴き声が聞こえました。 一の矢がうまく行ったので、頼政はすかさず二の....
弓道中祖伝」より 著者:国枝史郎
矢声! さながら裂帛! 同時に鷲鳥の嘯くような、鏑の鳴音響き渡ったが、源三位頼政を射つや、鳴笛紫宸殿に充つとある、それにも劣らぬ凄まじい鳴音が、数町に響いて空....
」より 著者:岡本綺堂
いは知っていますのさ。」 「そんなら観音堂の額を見たろう。あのなかに源三位頼政の退治がある。頼政がを射て落すと、家来の猪早太が刀をぬいて刺し透すのだ。な、判....
南国太平記」より 著者:直木三十五
う」 「笑わせやがらあ、そんなのは、糞色《ばばいろ》といってな――」 「鳴く声、《ぬえ》に似たりけりって奴だ」 「俺《おいら》、あの口元が好きだ。きりりと締ま....
鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
が下っています。「魚がし」と書いてあったようでした。梁に掛けてある額には、頼政の退治だとか、一つ家の鬼女だとかがあります。立派な馬の額にも、定めし由緒があるの....
一寸怪」より 著者:泉鏡花
ような一種の動物だそうだ。 猫の面で、犬の胴、狐の尻尾で、大さは鼬の如く、啼声に似たりとしてある。追て可考。....
妖怪漫談」より 著者:岡本綺堂
でない。普通に見馴れない怪しい鳥を怪鳥ということにしているらしい。我国では、先ずや五位鷺を怪鳥の部に編入し、支那では※は鷹に似てよく人語をなし、好んで小児の脳....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
は決して現世の成功者とはいえなかった。 しかしこれは敢て俊成だけのことでない。を退治た伝説で有名な源三位頼政、西行法師、大原の三寂といわれた寂超・寂然・寂念....