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鶉籠
「鶉籠〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鶉籠の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
門も疎略には扱わなかった。かれはこの主従に茶を出して、それから奥へはいって一つの
鶉籠をうやうやしくささげ出して来た。その価は十五両と聞いて、侍はすこし首をかしげ....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
は、 「鶉がおすき」 という評判を得、邸内はまたたくうちに、天下の稀種を入れた
鶉籠やら黄金や銀の鳥籠で足のふみばもなくなったなどという話もある。 だが、師直....
「美しい日本の歴史」より 著者:吉川英治
識やら自慢やらで、目も鼻もない方なのだった。 のみならず、やがて持参の一ト番の
鶉籠を、忠秋の前へさしおいて、 『これはまあ、自慢がましゅうございますが、天下一....