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鶯餅
「鶯餅〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鶯餅の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「東海道五十三次」より 著者:岡本かの子
いた。そこら辺りにやしおの花が鮮《あざやか》に咲き、丸味のある丘には一面茶の木が
鶯餅《うぐいすもち》を並べたように萌黄《もえぎ》の新芽で装われ、大気の中にまでほ....
「旅愁」より 著者:横光利一
射した茶店を選んで赤い毛氈の床几に休んだ。どちらも疲れて黙っていた。そして、茶と
鶯餅とを貰ってからそこに二人で並んでいると、矢代は何か急に老人じみた感じを覚え、....
「母の手毬歌」より 著者:柳田国男
戸の町を「お茶の子お茶の子」といって売りあるく商人があった。そのお茶の子は今いう
鶯餅のように、餡をつつんだ餅に黄粉をまぶしたものであった。手のない家ではこれを買....