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鷓
「鷓〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鷓の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「悟浄出世」より 著者:中島敦
てくるその歌に耳を傾ければ、 江国春風吹不起《こうこくのしゅんぷうふきたたず》
鷓鴣啼在深花裏《しゃこないてしんかのうちにあり》 三級浪高魚化竜《さんきゅうなみ....
「ガリバー旅行記」より 著者:スウィフトジョナサン
は打ちとめましたが、あとはみんな逃げ去ったので、私はすぐ窓を閉めました。この蜂は
鷓鴣ぐらいの大きさでした。針を抜き取って見ると、一インチ半もあって、縫針のように....
「宝島」より 著者:佐々木直次郎
にいる人々の方は、あらゆる点で包囲者に対して有利であった。静かに隠れていて、敵を
鷓鴣のように射撃することが出来るのだ。ただ食糧があってよく見張りをしていさえすれ....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
、およそ馭者たちほどぜいたくな食事をする者はいない。肥った山鼠《モルモット》は白
鷓鴣《しろやっこ》や松鶏《らいちょう》と並んで、長い鉄ぐしにささって火の前に回っ....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
るうちには逃げてしまう!」
そして彼はまっすぐに大急ぎで進んでいった。あたかも
鷓鴣《しゃこ》の群れをかぎつけた狐《きつね》のように敏捷《びんしょう》に、ほとん....
「博物誌」より 著者:岸田国士
新手が加わってふえて行く――あたかも、一日じゅう追い回され、散り散りになっていた
鷓鴣の群れが、夕方、もう危険も去って、鳴きながら畦の窪みに互いに呼び交しているよ....
「初雪」より 著者:秋田滋
した。 良人は彼女に猟のはなしをして聞かせた。それが良人の十八番だった。自分が
鷓鴣に出あった場所を教えたり、ジョゼフ・ルダンテューの猟場に兎が一匹もいなかった....
「犂氏の友情」より 著者:久生十蘭
の頭を突き出し、白い苜蓿《うまごやし》が点々と野面《のづら》を彩っています。……
鷓鴣《しゃこ》が飛び出す、鷹がゆるゆると輪を描く。……夕方になると、湖から飛び上....
「妻」より 著者:神西清
合間合間に私たちは果実酒を飲んでいた)、鳩の肉汁が、臓物が、焙った仔豚が出、鴨、
鷓鴣、花甘藍、クリーム入りのまんじゅう、ミルクをかけた凝乳、ジェリー、そして最後....