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鷙
「鷙〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鷙の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
林の保護は鳥類の保護を須《ま》つ人工でどんな保護法を行《や》っても鳥が害虫を除き
鷙鳥《しちょう》が悪禽を駆るほどの効は挙がらぬ、たまたま鷹や梟《ふくろう》に※《....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
通り、毎日のように東京の空を飛び廻っていたのである。 鳶も鷲と同様に、いわゆる
鷙鳥とか猛禽とか云うものにかぞえられ、前に云ったような悪いたずらをも働くのである....
「とんびと油揚」より 著者:寺田寅彦
用書を通して読んだのであるからあまり強いことは言われないが、これだけの事実から、
鷙鳥類の嗅覚の弱いことを推論するのははなはだ非科学的であろうと思われるし、まして....
「青年」より 著者:森鴎外
奥さんの顔には今にも雷雨が来ようかという夏の空の、電気に飽いた重くるしさがある。
鷙鳥や猛獣の物をねらう目だと云いたいが、そんなに獰猛なのではない。Nymphe ....
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
。次に「見崩れ」というのは敵と対陣はしても、敵の潮の如く雲の如き大軍、又は勇猛|
鷙悍《しかん》の威勢を望み見て、こいつは敵《かな》わないとヒョコスカして逃腰にな....
「妾の半生涯」より 著者:福田英子
腹中《ふくちゅう》各※《おのおの》針を蓄《たくわ》え、優勝劣敗、弱肉強食、日々に
鷙強《しきょう》の欲を逞《たくま》しうし、頻《しき》りに東洋を蚕食《さんしょく》....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
拶だけは丁寧に、我慢してするとしよう。
別品さん。くろうとのお年寄。御機嫌好う。
鷙鳥グリップス(濁れる声にて。)
グリップスだ。くろうとではない。それに誰も
年....