鷙鳥[語句情報] » 鷙鳥

「鷙鳥〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

鷙鳥の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
林の保護は鳥類の保護を須《ま》つ人工でどんな保護法を行《や》っても鳥が害虫を除き鷙鳥《しちょう》が悪禽を駆るほどの効は挙がらぬ、たまたま鷹や梟《ふくろう》に※《....
綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
通り、毎日のように東京の空を飛び廻っていたのである。 鳶も鷲と同様に、いわゆる鷙鳥とか猛禽とか云うものにかぞえられ、前に云ったような悪いたずらをも働くのである....
とんびと油揚」より 著者:寺田寅彦
用書を通して読んだのであるからあまり強いことは言われないが、これだけの事実から、鷙鳥類の嗅覚の弱いことを推論するのははなはだ非科学的であろうと思われるし、まして....
青年」より 著者:森鴎外
奥さんの顔には今にも雷雨が来ようかという夏の空の、電気に飽いた重くるしさがある。鷙鳥や猛獣の物をねらう目だと云いたいが、そんなに獰猛なのではない。Nymphe ....
ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
拶だけは丁寧に、我慢してするとしよう。 別品さん。くろうとのお年寄。御機嫌好う。鷙鳥グリップス(濁れる声にて。) グリップスだ。くろうとではない。それに誰も 年....