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鷯
「鷯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鷯の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「茶の本」より 著者:岡倉覚三
祖仏共殺。「力囲希咄」を「リキイキトツ」と読むのは、元禄十五年出版の、河東散人|
鷯巣が藤村庸軒の説話を筆録したという「茶話指月集」の読み方によったものである。意....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
木の下に夢みて居る。烏が啼いたあとに、隣の鶏が鳴き、雀が去ったあとの楓の枝に、鷦
鷯がとまる。静かにさす午後の日に白く光って小虫が飛ぶ。蜘糸の断片が日光の道を見せ....
「艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
めて乏しい天恵の下に、それでも自分を娯しむ生活を営んでいるのを知り、社交嫌いな鷦
鷯が、人一倍巣を作ることの上手な世話女房であるのを見たのも、この山のなかであった....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
一本立ちは無人梅」
「池の傍のは沃魚梅」
「ははあ、鳥がとまっているな、そこで鷦
鷯梅《しょうりょうばい》だ」
「その枝のよく伸《の》したやつが安身梅」
「それは....
「子規居士と余」より 著者:高浜虚子
してその狂に近きを笑わん。鴻鵠の志は燕雀の知る所にあらず。大鵬南を図って徒らに鷦
鷯に笑われんのみ。余は遂に未遂の大望を他に漏らす能わざるなり。古人またかくの如く....
「野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
ミシドゥマ 新城 ミスドゥリ 波照間 などの例である。これは内地で鷦
鷯をミソッチョまたはミソクグリというと同じく、あるいは現在では味噌と聯想して、そ....