鸚鵡石[語句情報] »
鸚鵡石
「鸚鵡石〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鸚鵡石の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「あの顔」より 著者:林不忘
茶箪笥の棚から、二、三枚重ねた散らしのような紙をとった。 「伏見屋から、二丁町の
鸚鵡石《おうむせき》に添えて、挨拶にまいりました。」 日本橋通油町の鶴屋ととも....
「化け物の進化」より 著者:寺田寅彦
かなる科学者にも永久に不可能である。これをなしうるものは「神様」だけである。 「
鸚鵡石」という不思議な現象の記事を、※軒小録、提醒紀談、笈埃随筆等で散見する。こ....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
に、猿若二丁目の河原崎《かわらざき》座を見せた。その時継母が持って帰った、番附や
鸚鵡石《おうむいし》を後に見ると、その時の狂言は八代目団十郎の児雷也《じらいや》....
「丹那山の怪」より 著者:江見水蔭
て失せた。 丹那を立去る時がいよいよ来た純之進は、あくる日丹那山の唯一の名所、
鸚鵡石を見物して行く事にした。(
鸚鵡石は、志摩国逢坂山のが一番名高い。つまり声の....
「艶色落語講談鑑賞」より 著者:正岡容
帯模写」と名を変えてしまったが、昔はもっぱら声色《こわいろ》。 もっと古くは「
鸚鵡石《おうむせき》」とも称え、そうしたタイトルの声色の本さえ、売り出されていた....