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「鹵獲〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

鹵獲の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
私たちの建設」より 著者:宮本百合子
とは疑いない。 ヨーロッパ中世における婦人は、飾りない言葉でいえば男子の闘争の鹵獲品《ろかくひん》として存在したのであった。それは武力的な闘争の賭物とされたば....
三国志」より 著者:吉川英治
潰滅した曹操の輜重隊が、諸所に、莫大な粮米や軍需品を置き捨ててある。 「そうだ、鹵獲品は、みなこっちの隊へ運んでこい」 後方に退がると、諸隊は争ってこんどは兵....
三国志」より 著者:吉川英治
皆、船に移して奪いきたれ。また諸所の道にかかる落人どもの馬具、物具なども余すなく鹵獲せよ」と、いいつける。 また、劉※に向っては、 「武昌は、緊要の地、君かな....
三国志」より 著者:吉川英治
はさんざんに混乱して逃げくずれた。面白いほどな大快勝だ。途中、莫大な兵糧や兵器を鹵獲しつつ、ついに※城の下まで追いつめて行った。 潰走した蜀兵はみな城中にかく....
三国志」より 著者:吉川英治
上に及んだであろうといわれ、航行不能になって捨てていった船や兵糧や武具など、呉の鹵獲は莫大な数字にのぼり、わけても大捷の快を叫ばせたものは、 「魏の名将|張遼も....
三国志」より 著者:吉川英治
く不利な戦態に入り、ついに三方とも引き退くのやむなきに至った。 陸遜は、多大な鹵獲品と、数万にのぼる降人をひきつれて、建業へ還った。孫権は自身宮門まで出て、 ....