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鹿児島
「鹿児島〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鹿児島の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
いている時に、御庭番の水野なにがしというのを呼んで、これからすぐに薩摩へ下って、
鹿児島の城中の模様を隠密に見とどけてまいれと、将軍自身に仰せ付けられたので、水野....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
味方機の消息を調べに来たのであろう。 ◯徹ちゃん転勤の由。今の香取航空基地より、
鹿児島県下の辺ピなところへ行くことになったという。 二月十三日 ◯徹ちゃん、香....
「自叙伝」より 著者:大杉栄
はり、その贅沢な生活を味いに、時々遊びに行かない訳には行かなかった。 末川家は
鹿児島の家老の家柄で、その主人はもと海軍の主計監とかをしていたと聞いた。そして、....
「田原坂合戦」より 著者:菊池寛
西郷降盛が兵を率いて
鹿児島を発したときの軍容は次の通りである。 第一大隊長 篠原 国幹 第二大隊長....
「玄海灘密航」より 著者:金史良
気持になることがままあった。そのためでもなかろうが、私は九州時代有明海にしても、
鹿児島海岸にしても、別府の太平洋にしても随分親しんだものだが、目と鼻の先の玄海灘....
「近時政論考」より 著者:陸羯南
政論 第一 国会期成同盟 兵馬の争いは言論の争いを停止するの力あり、
鹿児島私学校党の一揆は、ただに当時の政府を驚駭せしめたるのみならず、世の言論をも....
「天主閣の音」より 著者:国枝史郎
いや」 いかにも絶景に相違無かった。 百万石の加賀の金沢、七十七万石の薩摩の
鹿児島、六十二万石の奥州の仙台、大大名の城下町は、名古屋の他にもあったけれど、名....
「三筋町界隈」より 著者:斎藤茂吉
ある。 郷里の上ノ山の小学校には時々郡長が参観に来た。江嘉氏であったとおもうが
鹿児島出身の老翁で、英吉利軍艦に談判に行った一行の一人であった。校長に案内されて....
「光は影を」より 著者:岸田国士
志は、一時間後に、出張先から帰る一会社員の風体に早変りをした。実をいうと、彼は、
鹿児島へ上陸するとすぐに、復員局の事務所で荻窪の家の処番地が変つていないことだけ....
「怪獣」より 著者:岡本綺堂
った。 「九州はどっちの方へ行くのですか。」 「九州は博多……久留米……熊本……
鹿児島……。」と、わたしは答えた。「まだ其他にも四、五ヵ所ばかり途中下車の予定で....
「明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
いうものを痛感したのであった。 あるとき尾崎士郎のところから使いが見えて、九州
鹿児島から人が来て、西郷どん大好物の「酒ズシ」というものを作ったから食いにこい、....
「勧善懲悪」より 著者:織田作之助
円の保証金も安いものだと胸算用してか、大阪、京都、神戸をはじめ、東は水戸から西は
鹿児島まで、ざっと三十人ばかりの申し込みがあった。なけなしの金をはたいたのか、無....
「註文帳」より 著者:泉鏡花
ろでその旦那様というのはしかるべきお侍、もうその頃は金モオルの軍人というのじゃ。
鹿児島戦争の時に大したお手柄があって、馬車に乗らっしゃるほどな御身分になんなされ....
「本州における蝦夷の末路」より 著者:喜田貞吉
ていただくことが、最も必要であると信ずるのであります。現に私の放送に対して、遠く
鹿児島のはてまでから、甚だ有益なる参考資料を寄せて下さったお方もあり、その外にも....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
きた。」 と、また、 「医専、慶応、早稲田ァ、二高、日本歯科、青年団、写真班、
鹿児島ァ起きろ。」 と、起きた起きた。二等よりもより雑然たる諸相の中から、湧き....