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「鹿児島県〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

鹿児島県の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
野分」より 著者:夏目漱石
んで繋《つな》ぐ、細い糸の御蔭《おかげ》である。この細いものを、するすると抜けば鹿児島県と埼玉県の間には依然として何百里の山河《さんが》が横《よこた》わっている....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
味方機の消息を調べに来たのであろう。 ◯徹ちゃん転勤の由。今の香取航空基地より、鹿児島県下の辺ピなところへ行くことになったという。 二月十三日 ◯徹ちゃん、香....
新版 放浪記」より 著者:林芙美子
しい姿を見てたずねた。 「別に国と云って定まったところはありませんけれど、原籍は鹿児島県東桜島です。」 「ホウ……随分遠いんですなあ……」 私はもうたまらなく....
病菌とたたかう人々」より 著者:宮本百合子
いまはもう鹿児島県に入らない土地となった奄美大島の徳之島という島から十二歳の少女が収容船に....
放浪記(初出)」より 著者:林芙美子
、私の佗しい姿を見た。 「別に国と云って定まったところはありませんけれど、原籍は鹿児島県東桜島です。」 「ホウ……随分遠いんですなあ……。」 私はもうたまらな....
読書遍歴」より 著者:三木清
文学熱はこうして冷めていった。中学を卒業する前、将来は文学をやろうと考えて、当時鹿児島県に移っておられた寺田喜治郎先生に手紙で相談し、先生からは勧めの返事をいた....
わが童心」より 著者:佐藤垢石
に、お笑い草があるから、お聴きしていただきたい。 当時の校長は丘さんといって、鹿児島県出身の厳格な教育家であった。その頃、我々学生は昼の弁当を教室内で食べる規....
旅役者の妻より」より 著者:矢田津世子
に愚痴って居ります内、捨てる神あれば助ける神ありとやら、この地の常磐座の持主で、鹿児島県の多額納税者である尾形というかたの奥様が旅の空で可哀そうに、とのお心から....
手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
びました。今はこれを七県に分ち、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県とします。昔はこの島を、東海道や南海道に対して、西海道とも呼びました。西....
福沢諭吉」より 著者:高山毅
けんがおこったという知らせが、フランスへつたえられたからでした。 薩摩(いまの鹿児島県)のとのさまの行列が、江戸をたって国へかえることになり、東海道の生麦村(....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
を後からその上へはくだけで、その上衣はできるだけ短くした。それ故に九州の南の方、鹿児島県や宮崎県ではこれをコシギンと謂っている。中国地方から東ではコシキリ、東北....
こども風土記」より 著者:柳田国男
両手で掩わせて、正面に踞んだ児を誰さんと、いわせることにしていたかとも思われる。鹿児島県の田舎などでは、それでこの遊戯をマメエダレとも呼んでいた。マメエダレはす....
日本の伝説」より 著者:柳田国男
万の神池 同 都農村…………………………………………………………………山と腫物鹿児島県 揖宿郡山川村成川……………………………………………………………若宮八幡....
年中行事覚書」より 著者:柳田国男
る五節供三節供には限らず、九月の秋祭、十月の亥の子、その他毎月の日待月待までを、鹿児島県などではみんな折目節目と呼んでいる。そういう中でも全国を通じて、最もよく....
母の手毬歌」より 著者:柳田国男
しぐれか」という歌にもこの囃しがついている。九州のほうでは長崎県の島々にも、また鹿児島県で開聞岳を詠じたという「雲の帯してなよなよと」という歌にもこの囃しがあり....