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麁食
「麁食〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
座の諸僧は美食に飽きたが、下座と沙弥とは古飯と胡麻滓《ごまかす》を菜に合せて煮た
麁食《そしょく》のみくれたので痩《や》せ弱ったという。仏舎利弗は怪《け》しからぬ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
昼夜を分たぬ艱難辛苦と 共に積ッた七十有余の歳になっても 肉さえ食《くら》わず
麁食《そしい》に水呑み 昔を忘れず 肱《ひじ》を枕に山野に起き臥《ふ》し それに....