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麺包
「麺包〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
麺包の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「芽生」より 著者:島崎藤村
でも養うように、二人の子供を前に置いて、そのジャムを嘗《な》めさせるやら、菓子|
麺包《パン》につけて分けてくれるやらした。 私がどういう心の有様で居るか、何事....
「家」より 著者:島崎藤村
お雪は雛でも養うように、二人の子供を前に置いて、そのジャムを嘗めさせるやら、菓子
麺包につけて分けてくれるやらした。 三吉がどういう心の有様でいるか、何事もそん....
「青年」より 著者:森鴎外
いますが、この脚本の全体の帰趣というようなものには、どうも同情が出来ないのです。
麺包と水とで生きていて、クリスマスが来ても、子供達に樅の枝に蝋燭を点して遣ること....
「二少女」より 著者:国木田独歩
に来る。二人の少女の影は、薄暗いぬけろじの中に消えた。 ぬけろじの中程が恰度、
麺包屋の裏になっていて、今二人が通りかけると、戸が少し開て居て、内で
麺包を製造っ....
「犬」より 著者:アンドレーエフレオニード・ニコラーエヴィチ
てこの犬に附けられた。稀には昼間も木立の茂った中にクサカの姿が見える。しかし人が
麺包を遣ろうと思って、手を動かすと、その
麺包が石ででもあるかのように、犬の姿は直....
「うむどん」より 著者:佐藤垢石
きなビラを配ってきた。それを読んで行くと、米を節約するために、代用食として饂飩と
麺包とが大いに奨励してある。これをみて、二人の子供ははしゃぎ立って喜んだ。 『お....