麻雀[語句情報] »
麻雀
「麻雀〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
麻雀の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「土曜夫人」より 著者:織田作之助
ねえ、たのむよ。ねえ、痛いんだろう。しかし、痛くってもいいや。今日は特別だから。
麻雀に勝てればおれ我慢するよ。しかし、あんまり痛いの、おれいやだぜ」 「大丈夫だ....
「青春の逆説」より 著者:織田作之助
流したところは、なかなか凝ってますな。まだありませんか。傑作は――」 「室内楽を
麻雀やぬかしとる」 「こら良え。なるほど
麻雀やったら、部屋のなかで鳴りますな」 ....
「俘囚」より 著者:海野十三
が、盛んに家探《やさが》しをしているのを認めた。解剖室からすこし離れたところに、
麻雀卓《マージャンたく》をすこし高くしたようなものがあって、その上に寒餅《かんも....
「深夜の市長」より 著者:海野十三
た。忌々しいながら、僕は直ちにもとの「浅間信十郎」に還元して何ごとかと聞くと、「
麻雀をやろうと仰有っています」と云った。二、三日前、上役の耳に、僕が
麻雀三段であ....
「麻雀殺人事件」より 著者:海野十三
道を横に切れて、大きいビルディングとビルディングの間の狭い路を入ると、突当りに「
麻雀」と書いた美しい電気看板のあがっている家の扉を押して入った。彼は暑さにもめげ....
「振動魔」より 著者:海野十三
二組の夫婦は、しばしば一緒になってお茶の会をしたり、その頃|流行り出したばかりの
麻雀を四人で打ったり、日曜日の午後などには三浦三崎の方面へドライヴしてはゴルフに....
「赤耀館事件の真相」より 著者:海野十三
内に入って来ました。勝見は白々しく敬礼を捧げましたが、再び嫂の方に向い、 「では
麻雀競技会にいらっしゃるお客様は、八十名と考えましてお仕度をいたしましょう。会場....
「ネオン横丁殺人事件」より 著者:海野十三
ろう。どこから今時分でてきたのか知らないが、多分代々木あたりの友人の宅での徹夜|
麻雀の席から、例の病で真夜中の街へ滑りだしたものであろう。 身体がヨロヨロと横....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
生の多い神田の、目貫の場所であって、書店や、ミルクホールや、喫茶店や、カフェや、
麻雀倶楽部や、活動館や、雑貨店や、ダンスホールが、軒に軒を重ねあわせて並んでいた....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
貫英助先生、福島県の河野広輝君、長野県の小栗虫太郎君来宅。昨夜は清宮博君も来宅、
麻雀をす。近頃旧友の来宅ひんぴんたるは、戦争終了の事態をはっきり反映し、うれしと....
「天馬」より 著者:金史良
こは所謂《いわゆる》鐘路裏で、カフェー、バー、立飲屋《ソンスルチビ》、おでん屋、
麻雀屋、周旋屋、飲食店、旅館等が、目をぴかぴか光らせたり、口を開けたり、尻ごみし....
「碁の手直り表」より 著者:菊池寛
目しか置かなかった。だが、最近になって、直木は目に見えて進歩した。直木は、将棋も
麻雀も下手だった。将棋などは、一寸気の利いた手を指すかと思うと、とんでもない悪手....
「落ちてゆく世界」より 著者:久坂葉子
こんな老嬢もやはりアプレのうちなのね」 「来年から年一つ若くなるんだよ。だけど、
麻雀やカードは話せるなあ」 私は賭事、勝負事は三度の御飯より好きなのです。私は....
「灰色の記憶」より 著者:久坂葉子
ド、ドウモ」 と挨拶する。名前でもきこうものなら、大へんな見幕である。昼間から
麻雀のサーヴィスや御馳走をする。近くの料理屋へ交渉にゆく。芸者共が、シャチョウハ....
「幾度目かの最期」より 著者:久坂葉子
たんです。 風邪をひいていて、のどがからからします。叔父達がきて、八畳の間で、
麻雀をしてます。私は、部屋で、いろりに火をたき、湯たんぽを足にいれて、今、書いて....