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黄口児
「黄口児〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
黄口児の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「光り合ういのち」より 著者:倉田百三
は違った個人主義の立場からではあったが、この先生はただそれが現実的に見て不可能な
黄口児の質問と見るだけで、中学三年生の頭にさえ不合理に印象するのだという公けな真....
「三国志」より 著者:吉川英治
という気か」 孫堅がいえば、 「おうっ」と、袁紹もいきり立って、 「貴様の如き
黄口児になんでこの袁紹が欺かれようぞ。いかに嘘を構えても、謀叛心はもはや歴然だ。....
「三国志」より 著者:吉川英治
会稽の太守|王朗は、その日、城門をひらいて、自身、戦塵のうちを馳けまわり、 「
黄口児孫策、わが前に出でよ」と、呼ばわった。 「孫策は、これにあり」 と声に応....
「三国志」より 著者:吉川英治
いなものだ。この夏侯惇の眼から見れば若輩孔明のごときは、芥にひとしい。第一、あの
黄口児はまだ実戦の体験すら持たないではないか。もしこの一陣で、彼を生捕ってこなか....
「三国志」より 著者:吉川英治
われは勅をうけて、世の逆を討つ。漢の大臣、いずくんぞ、無用に民を苦しめんや」 「
黄口児の口吻、ただ嗤うておこう。なお聞け孔明、なんじは魏の大帝をさして暗にそのこ....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
同地の兵力撤退を命令したが、前任司令官の後任をもって自任していたマッセナは後輩の
黄口児、しかも師団長の経験すら無いナポレオンの来任心よからず、命令を実行せず、か....