黄桜[語句情報] » 黄桜

「黄桜〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

黄桜の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
縮図」より 著者:徳田秋声
も、二階の見晴らしがよくなり、雨のふる春の日などは緑の髪に似た柳が煙り、残りの浅黄桜が、行く春の哀愁を唆るのであった。この家も土地建ち初まりからのもので、坪数に....
蛇性の執念」より 著者:大倉燁子
のはまた風情のあるものですが、ダリヤのように濃艶だった綾子さんが、まるで夕闇に浅黄桜を仰ぎ見るような物寂しさに変っては、風情があるなどと云ってはいられません。最....