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黄梅
「黄梅〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
黄梅の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
売って母を養っていたことから、ふとお客様が金剛経を誦《じゅ》するを聞いて開悟し、
黄梅の五祖|弘忍大師《こうにんだいし》のところへ行って米を舂《つ》いて允可《いん....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
ンの梨《なし》にも劣らぬ味を有する苗木の梨の果《み》を作り出すに至った。また夏の
黄梅にも劣らぬ香味のある今日有名な十月の
黄梅の果が生まれ出たのも、たぶん彼の工夫....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
、豪州行 旅するうちに春から夏にかわり、暑熱をおかして豪州の東に向かう。孤島の
黄梅に雨がふり、遠く洋上の赤道に風が吹く。夕暮れの潮はみどりにいろどられ、斜めさ....
「随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
お墓には、誰が供えたのか、ガラスびんの酒徳利に、お酒が上げてあった。 円覚寺の
黄梅院で、暮れかける。お訪ねした辻雙明氏は御不在。だが、ここには鎌倉時代そのまま....