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黄檗宗
「黄檗宗〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
黄檗宗の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「長崎の印象」より 著者:宮本百合子
と、次から次へ遠望される石橋の異国的な景色は、なかなか美しかった。 崇福寺は、
黄檗宗の由緒ある寺だが、荒廃し、入口の処、白い築地の崩れた間を通って行くようにな....
「長崎の一瞥」より 著者:宮本百合子
眼界遙かに穏やかな入海と、櫛比《しっぴ》した町々の屋根が展開される。 今籠町の
黄檗宗崇福寺へ行って、唐門《からもん》前の石欄から始めて夕暮の市を俯瞰した時、そ....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
の正面が弘福寺です。門前に小さな花屋があって、本堂までずっと長い石畳の道でした。
黄檗宗のお寺ですから、下にずっと瓦を敷き詰めて、三方腰掛になっているのは支那風な....
「茶屋知らず物語」より 著者:岡本かの子
元禄|享保の頃、関西に法眼、円通という二禅僧がありました。いずれも
黄檗宗の名僧|独湛の嗣法の弟子で、性格も世離れしているところから互いは親友であり....
「日和下駄」より 著者:永井荷風
おこ》させる。いつぞや芝白金《しばしろかね》の瑞聖寺《ずいしょうじ》という名高い
黄檗宗《おうばくしゅう》の禅寺を見に行った時その門前の閑地に一人の男が頻《しきり....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
はたして目的を達することが出来るかどうか。また自分はそんな冒険な事をやらないでも
黄檗宗の一寺の住職になって居りさえすればごく安楽に過せる位置までに進んで居ります....